今どき時代遅れな考え方がある製造・生産技術
タイトルの通り、製造・生産技術はコミュ障にはとてもつらい仕事である。
現場・上司といった自部署内はもちろん、前後工程や設計等ともやりとりし仕事を進めていかなければならない。
仕事となれば様々な部署や人々とやりとりするのは普通だが、製造や生産技術は板挟みになりやすいと感じる。
会社としてやらなければならないことでも、現場に拒否されだすと全く仕事が進まなくなる。
現場は理屈だけでは動いてくれない。どんなにこちらが正しくても感情で判断されてしまう。
地道に顔を合わせて現場で話をする、現場でモノを見て自分で手を動かす。
非効率的で体育会系的な考え方ではあるが、そういうことを積み重ねていくと「それは俺たちがやっとく。お前は別なことをやれ」なんて現場は言ってくれるようになる。
技術、すなわち頭脳労働で勝負しなければならないがスマートなやり方は通用しない。
正直時代遅れなやり方でこういうところがITベンチャーのスピードやイノベーションに負ける要因ではないかと思うこともある。
よって、製造・生産技術は先述の考え方が受け入れられない人には絶対におすすめできない。
ちなみに私はコミュ障なのを自覚しているが、現場のおっちゃんたちと全然上手くやれていない。
そして仕事が進められていないことを上司から指摘されることが多い。
はっきり言って仕事ができない人間だ。
製造・生産技術の仕事には向いていないと思う。
かといって研究開発や設計向きとも思わないが…
週明けの仕事
月曜日は週末が終わり、工場が稼働する日。
すなわち、週末工事+止まっていた設備が動き出すということで設備トラブルも起こりがちなタイミングである。
製造や生産技術で週末工事をすると月曜日朝から稼働の立会い確認を実施しなければならない。
朝から設備の立ち上げを確認し、ラインの稼働を見守り、仕上がったモノの品質を確認する。これだけで月曜朝は終わってしまう。
月曜朝から早出するのは心身ともにキツイ。
自分のやった工事のせいでトラブルが発生し稼働できないような事態になれば最悪の1日&一週間となる。
自分が工事した設備や場所の警報が鳴ったり非常停止したりすると目の前が真っ暗になりそうになる。
とってもストレスフル。
製造・生産技術の仕事の概要とか。
今日は日曜日。
私は今週も日曜日に休日出勤してきた。
自分が発注した工事の立会い確認を実施するためである。
完全週休二日制の会社でも、製造や生産技術の人間は土日に出勤があることはごく当たり前のことである。
なぜなら、製造や生産技術は工場が止まっている土日やゴールデンウィーク、お盆、正月にメンテナンスや設備更新をするからだ。
私の場合、先日のゴールデンウィークも会社としては9連休だったのだが、メンテナンス・清掃で飛び飛びの出勤をしたため2連休しか取れなかった。
ここまで休みを返上して仕事をしても思うように結果が出ないのは苦しい。
また逆に手を入れたことでトラブルが発生すると現場からボロクソに言われることも多々ある。
企画・営業や設計と現場の板挟みになり報われないポジション。
それが製造や生産技術の部門だと思う。
はっきり言っておすすめできない部署だ。
花形である設計や企画に入れない輩の中でも下流側で製造現場に近い方が負け組という価値観はうちの会社でなんとなく全員が思っていることだと思う。
切ないがサラリーマンである以上は配属を受け入れそこで頑張るしかないんだな…
また具体的な仕事の内容は別途記事で書いていきます。